独特の世界観を持つ作品が、以前からとっても気になっていた
吉田ユニさんの個展「IMAGINATOMY」へ行ってきました。
吉田ユニさんは、
ラフォーレ原宿のキャンペーンビジュアルや、野田秀樹演出舞台の広告、木村カエラ、
Chara、AKB48、中川翔子らのCDジャケットなど著名アーティストの作品を数多く手掛けるほか、
Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO、THEATRE PRODUCTS、J-WAVE、ワコール、
Afternoon Tea、三越伊勢丹など国内外の名だたる企業やブランドから
数多くのラブコールを受けるアートディレクター。
どこかしらファンタジーで、どこかしら毒気があって。
そんなユニさんの作品は、
一度目にしたら、しばらくその場から動けなくなってしまうほどの
独特の世界観で表現されていて、
作品を見るたびに、深く深く考えさせられます。
今回の個展では、
入ってすぐにこのビジュアル。
ユニさんの作品で好きなところのひとつが「アナログな表現」。
このビジュアルも、なんと肌や髪のグレーの部分は、すべてスプレーで塗られています。
デジタルが進化する近年では、合成などの技術はいくらでも使えるであろうに、
あえてこの表現を選ぶ。
その制作方法には、本当に脱帽です・・・
こちらの木村カエラさんの作品も、合成ではなく、すべて肌にペイントされています。
「シンプル」だけど、サラッと通り過ぎることはできない
思わず足を止めて見入ってしまうほどの、独特の世界観。
また、今回の個展では、
ラフや撮影風景などの制作過程も、コラージュされて展示されています。
ファンタジーであって、毒気があって。
何度見ても、この独特の世界観には目を奪われます。
吉田ユニさんの個展は、明日24日まで。
興味のある方は是非ご覧ください!