大正から昭和初期にかけて流行した着物「銘仙」が100点展示されている
「きものモダニズム」展に行ってきました。
銘仙といえば、「華やかな色合い」と「大胆な構図」。
現代でも、アンティーク好きな方には絶大な人気のある着物だと思います。
この展覧会では、
大正や昭和初期に制作された様々な銘仙の展示と共に、
すべての作品に制作工程などの説明がついているので、
一枚一枚見所ポイントを意識しながら、じっくりと見ることができて。
私が、前職である着物屋くるりに入社したばかりの頃は、
何度目かのアンティークブーム真っ只中。
毎日毎日、様々な銘仙が仕入れ先から山のように届いていたので、
本当にたくさんの銘仙を見てきたと思いますが、
当時は深く意識したこともなく。
あれから約10年。
あんなにたくさん出回っていた銘仙が、
今ではリサイクルショップでもとても少なくなりました。
(アンティークの銘仙においての話ですが)
今思えば、もっと一枚一枚よーーーく見て観察しておけばよかったな、と思います。
現代の銘仙も、また新たな雰囲気があって、とても素敵なのですが、
この時代の銘仙は、当たり前ですがもう増えることはなく・・・
こうして100枚も一度に見れる機会は、
今後ますます珍しくなっていくのかもしれませんね。
大正・昭和に制作された銘仙の世界観を存分に味わえる展覧会。
「きものモダニズム」
一枚一枚、説明を読んで、経糸・緯糸を意識しながら、
頭の中で想像しつつ見ることができるので、
銘仙をより深く知ることができると思いますよ^_^
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HP
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